“おあつら”の漢字の書き方と例文
語句割合
御誂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「もう御誂おあつらえは……」
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「出来るものなら三毛の代りに……」「あの教師の所の野良のらが死ぬと御誂おあつらえ通りに参ったんでございますがねえ」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「どうだろう。それでもまだ不服かい。不服なら——まあ、何とか云うよりも、僕の所まで来てくれ給え。刀もよろいもちょうど君に御誂おあつらえなのがある筈だ。うまやには馬も五六匹いる。」
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)