“えんい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
円位50.0%
袁遺25.0%
艶異25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
月は出たが、繁茂はんもした木立は月光を洩らさないので、あやめもわからない闇のなかで心わびしく思いながら、やがて眠るともなくうとうとしようとすると、たしかに、「円位えんい、円位」とよぶ声がする。
総兵力は八ヵ国といわれ、その八諸侯は、王匡おうきょう鮑信ほうしん喬瑁きょうぼう袁遺えんい孔融こうゆう、張楊、陶謙、公孫瓚などであった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
味方の危機と見て、喬瑁軍きょうぼうぐん袁遺えんい軍の二手の勢が、呂布の兵を両翼から押し狭めて
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この人物が、四十を過ぎて、まのあたり、艶異えんい妖変ようへんな事実にぶつかった——ちと安価な広告じみますが、お許しを願って、その、直話じきわをここに、記そうと思う。……
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)