“うらぼん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ウラボン
語句割合
盂蘭盆98.4%
于蘭盆1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君も知っているだろうが、ここらじゃあ旧暦の盂蘭盆うらぼんには海へ出ないことになっている。出るとかならず災難に遭うというのだ。
海亀 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その思いはいねの子供たちがえ、毎年の盂蘭盆うらぼんや年忌などに墓へゆくたびにどの子供かの質問でよけいはっきりとそう思うのであった。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)
細君が鶴子の為に母屋おもやの小さな床に茄子馬なすうまをかざり、黒い喪章もしょうをつけたおもちゃの国旗をかざり、ほおずきやら烏瓜からすうりやら小さな栗やら色々供物くもつをならべて、于蘭盆うらぼんの遊びをさせた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)