“うめきごゑ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
呻声50.0%
呻聲50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お昼の仕度には父は納屋の戸前でさかなの料理を始めた。平三は炉に火を焚きつけた。納戸から呻声うめきごゑが聞えた。平三は「お桐。」と呼んだが矢張返事がなくて、うん/\とうなつて居た。
厄年 (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
兄は二三歩後ろによろけて、部屋中に響きわたるやうな鈍い呻聲うめきごゑを立てた。兄の眼は然し寸時も死體から離れなかつた。
実験室 (旧字旧仮名) / 有島武郎(著)