呻声うめきごゑ)” の例文
旧字:呻聲
お昼の仕度には父は納屋の戸前でさかなの料理を始めた。平三は炉に火を焚きつけた。納戸から呻声うめきごゑが聞えた。平三は「お桐。」と呼んだが矢張返事がなくて、うん/\とうなつて居た。
厄年 (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)