呻聲うめきごゑ)” の例文
新字:呻声
兄は二三歩後ろによろけて、部屋中に響きわたるやうな鈍い呻聲うめきごゑを立てた。兄の眼は然し寸時も死體から離れなかつた。
実験室 (旧字旧仮名) / 有島武郎(著)