“うまのかみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
右馬頭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今年の春おかくれになった式部卿しきぶきょうの宮の姫君を、継母ままははの夫人が愛しないで、自身の兄の右馬頭うまのかみで平凡な男が恋をしているのに
源氏物語:54 蜻蛉 (新字新仮名) / 紫式部(著)
この頃よく右馬頭うまのかみがそちらへ参るそうな。八月まで待たせなさいと言ってあるのに。人の噂によると、なんでもお前が右馬頭を
ほととぎす (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
将軍綱吉が、戌年いぬどし生れだったからである。また、綱吉の若年の名は、右馬頭うまのかみといっていたし、館林たてばやし侯から出て、将軍家を継いだ天和二年も、戌の年だった。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)