“うつぼつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鬱勃81.8%
欝勃14.5%
欝悖3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
というのがこの人の口癖であって、優しい容貌のうちに烈しい気性をぞうし、武家政治の時流に、鬱勃うつぼつたる不平を抱いているらしかった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その欝勃うつぼつたる客気はなにものかにふれると爆発する、しかも今や涙をもって慈父のごとく敬愛する校長とわかれんとするのである。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
内に欝悖うつぼつするところのものありて、而して外に異粉ある光線を放つべし、情熱はすべてこのものに奇異なる洗礼を施すものなり、特種の進化を与ふるものなり、「神聖」といふ語
情熱 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)