“うすなみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
薄波100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あれ/\、其の波頭なみがしらたちま船底ふなぞこむかとすれば、傾く船に三人が声を殺した。途端に二三じゃくあとへ引いて、薄波うすなみ一煽ひとあおり、其の形に煽るやいなや、人の立つ如く、空へおおいなるうおが飛んだ。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)