“うすあばた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薄菊石53.3%
薄痘痕40.0%
薄痘瘡6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薄菊石うすあばたの五十格好の男のやうに、吊皮に揺られて居る老婆を傲然がうぜんと睥睨しながらふんぞり返つて居る方が、何れほど男らしいか分らないと思つた。
我鬼 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
この連中の顔は、肥えて丸々していて、中には疣の出来たのもあり、また薄痘痕うすあばたのもある。
座頭らしい薄痘瘡うすあばたの男、その女房、十二三の娘、色の青白い黒眼鏡の女形らしい男、その男に寄添つてゐる十八九の田舍娘。
山を想ふ (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)