“うけはん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
請判71.4%
受判14.3%
請印14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
郷里くにに居る正太の知人で、叔父の請判うけはんがあらば、貸出しそうなものが有る。商法の資本もとでとして、二千円ばかり借りて来たい。迷惑は掛けないから、判だけしてくれ。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「おそれいりますが、一つこの帳面にお受判うけはんを」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
請印うけはんは、伝三郎が働いている寿司屋の主人に頼んだ。日本橋五丁目の附近には、五会ごかいという古物露天商人の集団があり、何かにつけて便利だった。
俗臭 (新字新仮名) / 織田作之助(著)