“いんとん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
隠遁97.0%
隱遁3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて、騎西家の人達は、そのようにして文明からち切られ、それから二年余りも、今日まで隠遁いんとんを破ろうとはしなかった。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そうした人々が隠遁いんとんを決行するまでには、随分心の準備が必要ではあったろうが、いざ隠遁すれば、それは本質において閑適の詩人であった。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
率先その旗下に參じて忠誠を盡し、大名にも取立てらるべき筈のところ、にはか大患たいくわんを發したのと、日頃隱遁いんとんの志があつたために、身を退いて巣鴨に隱れ、昔乍らの豪士として