“いんごふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
因業100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの娘はまたどうでも厭だと言つて、姉に代れとまでねてるんだけど、……姉はまたどうでもいゝツて言つてるんけど……どうしても千代でなくては聽かんと言つてる相だ。因業いんごふ老爺おやぢさねえ。
姉妹 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
「自業自得で因業いんごふな病氣にかかつて、さ、入らないおかねまでつかはせたんですよ!——その衣物きものだツで、拵へて貰つたんだらう!——あすこに掛つてる白い首卷きだツて、買つて貰つたんだらう! 圍ひ者氣取りで、三味線など彈いて!」
代々の因業いんごふで、人から怨まれて居るから、黄金の牛は石の牛になつたんださうで、土藏の床下から、ひと握りの石ころが出て來ましたよ