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いわとのさん
ふりがな文庫
“いわとのさん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
岩殿山
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岩殿山
(逆引き)
猿橋から大月、大月には
岩殿山
(
いわとのさん
)
の城あとがございまして、富士へおいでになるにはそこからわかれる道がございます。それから
初狩
(
はつかり
)
、黒野田を通って笹子峠
大菩薩峠:11 駒井能登守の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
きのうが
寒
(
かん
)
の
明
(
あ
)
けだと道で聞いたが、左に見る
岩殿山
(
いわとのさん
)
のヒダにはまだ深い雪がいつ消えそうもなく光って見え、往来の樹木の梢には、陽の高くなるまで
氷柱
(
つらら
)
の花がついていた。
八寒道中
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この大きな一枚岩のような山、これが武田の勇将
小山田備中守
(
おやまだびっちゅうのかみ
)
が居城
岩殿山
(
いわとのさん
)
、要害としても面白いが景色としても面白い。備中守
信茂
(
のぶしげ
)
はたしかこの城で二度の勇気を現わしているようだ。
大菩薩峠:11 駒井能登守の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
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