“いわくらともみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
岩倉具視100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこの石畳は一つ一つが踏みへらされて古い砥石といしのように彎曲わんきょくしていた。時計のすぐ下には東北御巡遊の節、岩倉具視いわくらともみが書いたという木の額が古ぼけたままかかっているのだ。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
おもうに弁事は今日の官省における局長あるいは課長に類するものであろう。太政官と行政官との新に制定せられた時、始めてこれが輔相に任ぜられたものは三条実美さんじょうさねとみ岩倉具視いわくらともみの二卿である。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
中山忠能なかやまただよし正親町實愛おおぎまちさねなる徳大寺實則とくだいじさねのり岩倉具視いわくらともみ徳川慶勝とくがわよしかつ松平慶永まつだいらよしかげ島津義久しまづよしひさ山内容堂やまのうちようどう西郷隆盛さいごうたかもり大久保利通おおくぼとしみち後藤象二郎ごとうしょうじろう福岡孝悌ふくおかこうてい、これらの人々が参会した。十二月八日のことであった。
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)