“いなぐら”の漢字の書き方と例文
語句割合
稲倉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「見たよ。稲倉いなぐらも、武器倉も、……が、たいがい、こんな事だろうとは、おれも都にいるうちから、察していた。意外とは思わない」
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
狐などのしわざにやと思へば、かく荒れ果てぬれどもと住みし家にたがはで、広くつくせし奥わたりより、はしの方、稲倉いなぐらまで一一七好みたるままのさまなり。
端の方の稲倉いなぐらまで、かつて自分の好みで造ったままの様子をしている。