“いなかおやじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
田舎老爺60.0%
田舎老漢20.0%
田舎親爺20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ああ、それで安心を致しました、私は近頃、駒井の殿様の御家来分になった田舎老爺いなかおやじめにございまして」
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
古い大きな丸卓子テーブルに肘をついて、乱髪の大頭を深く考え込んだ一個巨大の田舎老漢いなかおやじ。大紋の赤くなつた黒木綿の羽織に色の褪せた毛繻子の袴。階下したは直ぐ工場で、器械の響で騒がしい。
大野人 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
鷹野に立っていた家康は、野袴のばかまに、草鞋わらじばきで、田舎親爺いなかおやじのような頭巾ずきんをかぶり、追って来た二名の姿を見ると
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)