“いっぴんいっしょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
一顰一笑100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
漢語でいうと彼女の一顰一笑いっぴんいっしょうが津田にはことごとく問題になった。この際の彼にはことにそうであった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
一顰一笑いっぴんいっしょうによって愛嬌あいきょうをまき、米を得んとする料理研究家がテレビに現われて、一途いちずに料理を低下させ、無駄むだな浪費を自慢して、低級に生きぬかんとする風潮がつのりつつある。
味覚馬鹿 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
いかに高く生き輝かんかの相貌そうぼうであって、一顰一笑いっぴんいっしょう悉く神変の意をふくむもの。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)