“いしだか”の漢字の書き方と例文
語句割合
石高100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道が段々山里の方へ入つて行くと、四辺あたりが一層闃寂ひつそりして来て、石高いしだかな道をき悩んでゐる人間さへがんな心をもつてゐるか判らないやうにおそれられた。
或売笑婦の話 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
箱根の石高いしだか道をひきおろし、神田誓願寺せいがんじ前の松浦侯の上邸かみやしきにおさまったところを拝見に出かけたが、臼砲の口径は一尺二寸、砲身の長さは十五尺もあるという、思いもかけぬ大物おおものだったので
ひどい煙 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)