“いくばん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幾晩77.8%
何晩11.1%
幾夜11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしは幾晩いくばんも隊商の後について行きました。そして、発育の悪いシュロの木にかこまれた泉のほとりで、この人たちが休むのを見ました。
何晩いくばん見てもいいですよ、この景色は。私なら寝ずに見ています」
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
なあ、武どん、あんまいふいじゃからおまえもびっくいするなもっともっごあすがの、わたしはもうこれまで幾夜いくばんも幾晩も考えた上の話じゃ、そんつもいで聞いてたもらんといけませんぞ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)