“いかりどこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
錨床66.7%
碇床33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いえ、吉三郎の野郎が町内の錨床いかりどこまで來るんで、——あすこの親方の剃刀かみそりがたまらねえつて」
文「もし旦那、御免なせえ、わっちは元錨床いかりどこと云って西洋床をして居りました時、此方こちらの二階のお客に旧弊頭きゅうへいあたまもありますので、時々お二階へ廻りに来た文吉という髪結かみゆいでございます」
まだ番所に留めてありますよ。——あの騷ぎの時は、筋向うの碇床いかりどこに居たんだ、と言ひ張りますが、誰も覺えちや居りません。——それに、お菊を
まだ番所に留めてありますよ。——あの騒ぎのときは、筋向うの碇床いかりどこに居たんだ、と言い張りますが、誰も覚えちゃおりません。——それに、お菊を
お吉に疑ひがかゝるとは夢知らず、碇床いかりどこの格子先から剃刀かみそりを取つて、一と思ひにお菊の阿魔あまを殺しました
「お前はお菊を殺す氣で、碇床いかりどこから剃刀を持出したに相違あるまい」