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いいぐら
ふりがな文庫
“いいぐら”の漢字の書き方と例文
語句
割合
飯倉
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飯倉
(逆引き)
やがて、そこの地域をぬける、淋しい
溜池下
(
ためいけした
)
である。それを右手に、唖は、
霊南坂
(
れいなんざか
)
を登って、やがてまた、
飯倉
(
いいぐら
)
の屋敷町の方へだらだらと降りた。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ガラッ八は
飯倉
(
いいぐら
)
へ用事で来たついでに、ここまで足を
伸
(
の
)
して、千輪咲や原始的な細工物や、百姓家の畑に育ったままの菊を眺めて、引返したところを
妖
(
あや
)
かしの網に引っ掛ったのでした。
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
はるか西方に
豊島
(
としま
)
ヶ岡や
飯倉
(
いいぐら
)
の丘陵(後の芝公園附近の高台)が半島のような影を
曳
(
ひ
)
いて望まれ、その方角に、富士の噴煙が、あざらかに眺められた。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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