“ありのり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
有礼50.0%
有範25.0%
有教25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生は前に森有礼ありのりに伴われ外遊した事もあり、中々の西洋かぶれで、鹿鳴館にダンスに熱中したり、先生が兼職で校長をしていた一橋の高等女学校で教え子を妻君に迎えたり
「唖といえば、有範ありのりの和子、十八公麿まつまろは、生れてからもう半歳にもなるに、ものをいわぬと、吉光のまえが、心をいためているが」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「御所の戻りに、寄るとはいうたが……。よいわ、いずれ、帰りには、日野の有範ありのりやしきへ立ち寄るほどに、そこで、会おう」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
親皇がお部屋の御簾みすを高く掲げて、お招きになったので、経正は前に進み寄ると、供の藤兵衛有教ありのりに赤地の錦の袋に入れた物を持って来させた。琵琶であった。