“あにじゃひと”の漢字の書き方と例文
語句割合
兄者人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誰のおかげだ、これも兄者人あにじゃひとの御守護のせい何ぞ恩返しを、と神様あつかい、伏拝みましてね
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ちょっくらちょっとあるまいと、源三郎以上に剣腕うでの立つ人を立ちあいに……と、こっちが申し出たのに対して、望みどおりに、剣の上でも兄者人あにじゃひとたる柳生対馬守が、判定者!
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
そもそも兄者人あにじゃひとは線がほそくて、神経質で、いわゆる剣人らしい線の太さがない。ほんとをいえば、武蔵などとも、試合をするというのが間違っている。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)