“あずまおとこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
東男100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫婦かいな、と、抜かしゃがって、何うどすえ、と、称めやがらねえから、一番、おどかしてやったんで——何うも、京女郎おんなに、東男あずまおとこなんて、何を云ってやがる。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
それに比ぶれば、七三郎どのの巴之丞は、都にて初ての狂言じゃ。京の濡事師ぬれごとしとはまた違うて、やさしいうちにも、東男あずまおとこのきついところがあるのが、てんとたまらぬところじゃ
藤十郎の恋 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
この物語のあった当時の綾麿は二十一歳の、血統が血統だけに、典型的な東男あずまおとこでした。