“あしなか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
足半66.7%
蘆中16.7%
足中16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「魚は二十日にいちど」「野菜は十日に一人五匁」「草履は足半あしなか」「帯は三尺」などの類で、犯す者は屹度きっと申付くべしとある。
湖つづき蘆中あしなかしずかな川を、ぬしのない小船が流れた。
小春の狐 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
俗に足中あしなかといふ手製の小さな藁草履を穿いてスト/\と長い足で歩いて来る父の顔を見た時は平三は胸一ぱいになつて、懐しさと感謝の念とがごつちやになつて、思はず涙がこぼれた位であつた。
厄年 (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)