“あしだまり”の漢字の書き方と例文
語句割合
足溜100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「やあ! 女だ。」とまた群衆はさけんだ。橋桁に、足溜あしだまりを得た人夫は、屍体を手際よく水上に持ち上げようとしているらしい。
死者を嗤う (新字新仮名) / 菊池寛(著)
ああ、あの荒物屋のばばっていうのが、それが、何よ、その清全寺で仏像の時の媼なんだから、おいらにゃあ自由が利くんだ。やしきからじゃあ面倒だからね、荒物屋を足溜あしだまりにしちゃあ働きに出るのよ。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)