“あしがら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
足柄75.7%
足搦18.9%
足絡5.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「飛んだことになりました、生憎相談相手もなく、肝腎の岡さんは三日前から、足柄あしがらへ用事があつて出かけ、明日でなければ戻りません」
痛かったから勘太郎を垣根へ押しつけておいて、足搦あしがらをかけて向うへたおしてやった。山城屋の地面は菜園より六尺がた低い。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
彼はこれほど偶然な出来事を借りて、うしろから断りなしに足絡あしがらをかけなければ、倒す事のできないほど強いものとは、自分ながら任じていなかったのである。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)