“あざらし”の漢字の書き方と例文
カタカナ:アザラシ
語句割合
海豹100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
氷のうえの、遠近が見定めにくいところに、狼に似たような犬をつれてのろのろうごいている漁師は海豹あざらし漁夫ともエスキモーとも受けとれた。
まるで海豹あざらしの大軍が、乗るべき潮流を待って北海の浜にひなたぼっこをしているようである。何たる奇観! なんたる異象!
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
ぴきの親の海豹あざらしが、氷山ひょうざんのいただきにうずくまって、ぼんやりとあたりを見まわしていました。その海豹は、やさしい心を持った海豹でありました。
月と海豹 (新字新仮名) / 小川未明(著)