“あげき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上切33.3%
阿下喜33.3%
阿下岐33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七「旦那もし、私が疑ぐるも何もねえ、貴方が隠居なさればお梅を上切あげきりにしてもいので、うに当人も其の心が有るのだから、その代りにねえ貴方」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
名古屋では町屋川から阿下喜あげき地方まで行ったが、どこもまき餌をする。
江戸前の釣り (新字新仮名) / 三遊亭金馬(著)
これから大泉原おおいずみはら員弁いなべ阿下岐あげきをかけて、大垣街道。岐阜へ出たら飛騨越ひだごえで、北国ほっこく筋へも廻ろうかしら、と富田近所を三日稼いで、桑名へ来たのが昨日きのうだった。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)