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あおろう
ふりがな文庫
“あおろう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
青蝋
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
青蝋
(逆引き)
一片の干貝のような耳、
青蝋
(
あおろう
)
を彫りくぼませたような
瞼
(
まぶた
)
のあたり、そして、紙のカビみたいな
斑点
(
はんてん
)
までが、浮いてきた。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と——どうだろう! 眉をしかめた
形相
(
ぎょうそう
)
を
青蝋
(
あおろう
)
のような色に変らせて、グタッと、お米の肩へもたれてくる。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
額
(
ひたい
)
へ手を入れて、孫兵衛、グーと無理にもちあげてみると、目をねむって、
青蝋
(
あおろう
)
のような冷たい死顔、頬と耳のうらあたりに、爪でひッ掻いたような赤い筋……。と見ると——
鳴門秘帖:05 剣山の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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