“あいざわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
藍沢33.3%
会沢33.3%
相沢33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
義貞はひとまず三島ノ国府に兵をまとめて陣容をたて直すつもりで藍沢あいざわヶ原を駈けていたが、幾度となく
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と令して、その大軍を、徐々に、駿豆すんずざかいの藍沢あいざわ方面へ移しだしたものだった。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
後水戸学の宿儒しゅくじゅ会沢あいざわ、豊田の諸氏に接し、その談論を聞き、喟然きぜんとして嘆じて曰く、「皇国に生れ、皇国の皇国たる所以を知らず、何を以て天地の間に立たん」
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
村中のもの集まりて殺さんかゆるさんかと評議せしが、結局今後こんごは村中の馬に悪戯いたずらをせぬという堅き約束をさせてこれを放したり。その川童今は村を去りて相沢あいざわの滝の淵に住めりという。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)