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『紫式部の美的情緒と浄土教』
ふりがな文庫
『
紫式部の美的情緒と浄土教
(
むらさきしきぶのびてきじょうちょとじょうどきょう
)
』
紫式部が晩年阿弥陀仏の信仰に依り安心立命を得て愈々修道に心掛けた様子は式部が、日記の終りに近い条で自ら告白して居るから疑いはない。しかし、私は源氏物語や家集の和歌を読んで、それ等に含まれている式部の美的情緒の一般にも浄土教的思想の影響が可な …
著者
岡本かの子
初出
「むらさき」1935(昭和10)年5月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
持囃
(
もては
)
剰
(
あま
)
尠
(
すくな
)
就
(
つ
)
彼岸
(
ひがん
)
愈々
(
いよいよ
)
欄楯
(
らんじゅん
)
此岸
(
しがん
)
羅網
(
らもう
)
解脱
(
げだつ
)
霊験
(
れいげん
)