たとえば私と一緒にビルマへ行った人が、ビルマの仏像のひどさに就いて書いていた。ビルマは有名な仏教国で仏像が至る所にあるのだが、その至る所にある仏像のひどさ、——児戯に類するという言葉があるがその形容が如何にもぴったりと当て嵌ると思われるその …
| 著者 | 高見順 |
| ジャンル | 芸術・美術 > 彫刻 > 仏像 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
| 初出 | 「共榮圈文化 ビルマ」陸軍美術協會出版部、1944(昭和19)年2月15日 |
| 文字種別 | 新字新仮名 |
| 読書目安時間 | 約5分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約9分(300文字/分) |