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『文化の日』
ふりがな文庫
『
文化の日
(
ぶんかのひ
)
』
文化の日、十一月三日というと、ぼくら明治生まれのものには、降る雪も——だが菊の香も明治も遠くなりにけり——の感が深い。だから文化の日の朝はいつも少年期への想いにつながる。 けさも、茶の間のえんさきで雀を見ていた。そしてふと、このごろは東京の …
著者
吉川英治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
偏
(
かたよ
)
跛行
(
はこう
)
和
(
なご
)
噛
(
か
)
坦々
(
たんたん
)
想
(
おも
)
爛熟
(
らんじゅく
)
畸形
(
きけい
)
美味
(
うま
)