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『紅梅の客』
ふりがな文庫
『
紅梅の客
(
こうばいのきゃく
)
』
ひとくちに紅くさえあれば紅梅といっているが、あの紅さもいろいろである。ほんとの真紅はまったく少い。かなり紅いのでも花の顔を覗くと中はほの白くて、遠目にするとそれが淡紅に見えてしまう。しかし真の紅梅であれば色はただの緋というよりも黒緋にちかく …
著者
吉川英治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約26分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
今
(
こん
)
落籍
(
ひ
)
古雛
(
ふるびな
)
廓
(
くるわ
)
悪所
(
あくしょ
)
敵媚
(
あいかた
)
気質
(
かたぎ
)
焚木
(
たきぎ
)
発端
(
ほったん
)
雹
(
ひょう
)