トップ
>
『とかげ』
ふりがな文庫
『
とかげ
(
)
』
わたしの今住んでいるところは、川原につづいた貸家で庭には樹も草もない。眩しい日かげに打たれた砂利ばかりである。だから滅多に庭へは出ない。ただよくとかげが這うている。飴色の肌をしているのと、虹のような色をしているのとが、まぶしい日光の中を這い …
著者
室生犀星
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
可憐
(
いじ
)
停
(
どま
)
赫
(
かがや
)
吃驚
(
びっくり
)
奪
(
と
)
最
(
も
)
継
(
つ
)
雑
(
まじ
)
頓馬
(
とんま
)