○ おくればせに新年と二月の小説を飛び/\に読んで見た。 正宗君の『催眠薬を飲むまで』は、またいつもの同じ題材だと思ひ/\読んで行つたが、最後の二頁に行つて、がらりと引くりかへされた。流石だと思つた。かういふ風に少年の自殺を見た形も面白いと …
著者 | 田山録弥 |
著者 | 田山花袋 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「文章世界 第十一巻第三号」1916(大正5)年3月1日 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約9分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約15分(300文字/分) |