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『鬱屈禍』
ふりがな文庫
『
鬱屈禍
(
うっくつか
)
』
この新聞(帝大新聞)の編輯者は、私の小説が、いつも失敗作ばかりで伸び切っていないのを聡明にも見てとったのに違いない。そうして、この、いじけた、流行しない悪作家に同情を寄せ、「文学の敵、と言ったら大袈裟だが、最近の文学に就いて、それを毒すると …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
鎖
(
つな
)
仇敵
(
きゅうてき
)
此
(
こ
)
不埒
(
ふらち
)
凧
(
たこ
)
托
(
たく
)
曰
(
いわ
)
蔭
(
かげ
)
識
(
し
)
首肯
(
うなず
)