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『小説の読者』
ふりがな文庫
『
小説の読者
(
しょうせつのどくしゃ
)
』
僕の経験するところによれば、今の小説の読者といふものは、大抵はその小説の筋を読んでゐる。その次ぎには、その小説の中に描かれた生活に憧憬を持つてゐる。これには時々不思議な気持がしないことはない。 現に僕の知つてゐる或る人などは随分経済的に苦し …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
憧憬
(
しようけい
)
一寸
(
ちよつと
)
一群
(
いちぐん
)
存外
(
ぞんぐわい
)
未
(
ま
)
中
(
うち
)
大抵
(
たいてい
)
感銘
(
かんめい
)
描
(
か
)
随分
(
ずいぶん
)