“薬”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
くすり79.1%
ぐすり14.0%
くす4.7%
1.2%
やく1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いまでは、いいくすりがたくさんにありますけれど、まだ世間せけんひらけなかった、むかしは、家伝薬かでんぐすりなどをもちいて病気びょうきをなおしたものであります。
おばあさんと黒ねこ (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ねずみさん、油断ゆだんをしてはいけません。昨日きのう昼間ひるま人間にんげんがねずみとりぐすりものなかへいれて、そのへんにまいたようですから……。」
ねずみとバケツの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
先生、先刻さっきお話しになったチースは大層消化を助けて身体からだくすりだと聞いてはいますがまだ世間の人は一向その食べ方を知らないようです。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
それはいねちゃんと私とが大きいアルミのカンをかけた私のうちの茶の間の火鉢をさしはさんでとったもので文学雑誌のひとがとったのです。
人肌ひとはだにてあたゝむはもつともよし)手足てあしこゞえたるもつよ湯火たうくわにてあたゝむれば、陽気やうきいたれば灼傷やけどのごとくはれ、つひにくさりゆびをおとす、百やくこうなし。これが見たる所をしるして人にしめす。