“薬師”のいろいろな読み方と例文
旧字:藥師
読み方割合
やくし66.7%
くすし30.0%
くすりし3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、彼の影は、薬師やくしやつ東光寺の裏へ、獣の這うように這い寄っていた。時はもううしこくごろ。やつの内は灯一つ見えなかった。
だが不幸にも家治将軍は、その後間もなく逝去せいきょした。田沼主殿頭が薬師くすしをして、毒を盛らせたということであるが、真相は今にわからない。
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
薬師くすりしはさはにをれどもあれのはおほかたに似ずうつのためいまのため
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)