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妾
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おもひもの
ふりがな文庫
“
妾
(
おもひもの
)” の例文
……
煙
(
けむり
)
の
遠
(
とほ
)
いのは
人
(
ひと
)
かと
見
(
み
)
ゆる、
山
(
やま
)
の
魂
(
たましひ
)
かと
見
(
み
)
ゆる、
峰
(
みね
)
の
妾
(
おもひもの
)
かと
見
(
み
)
ゆる、
狩
(
か
)
り
暮
(
く
)
らし
夕霧
(
ゆふぎり
)
に
薄
(
うす
)
く
成
(
な
)
り
行
(
ゆ
)
く、
里
(
さと
)
の
美女
(
たをやめ
)
の
影
(
かげ
)
かとも
視
(
なが
)
めらるゝ。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
然
(
さ
)
ればよなと
思
(
おも
)
ひながら、
殊更
(
ことさら
)
に
知
(
し
)
らず
顏
(
がほ
)
粧
(
よそほ
)
ひつゝ、
主人
(
あるじ
)
は
御婦人
(
ごふじん
)
なるにや、
扨
(
さて
)
は
何某殿
(
なにがしどの
)
の
未亡人
(
びばうじん
)
とか、さらずは
妾
(
おもひもの
)
なんどいふ
人
(
ひと
)
か、
別
(
べつ
)
して
與
(
あた
)
へられたる
邸宅
(
ていたく
)
かと
問
(
と
)
へば
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
其
(
そ
)
の
頃
(
ころ
)
の
近國
(
きんごく
)
の
知事
(
ちじ
)
の
妾
(
おもひもの
)
に
成
(
な
)
りました……
妾
(
めかけ
)
とこそ
言
(
い
)
へ、
情深
(
なさけぶか
)
く、
優
(
やさし
)
いのを、
昔
(
いにしへ
)
の
國主
(
こくしゆ
)
の
貴婦人
(
きふじん
)
、
簾中
(
れんちう
)
のやうに
稱
(
たゝ
)
へられたのが
名
(
な
)
にしおふ
中
(
なか
)
の
河内
(
かはち
)
の
山裾
(
やますそ
)
なる
虎杖
(
いたどり
)
の
里
(
さと
)
に
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
(しかし、……やがて
知事
(
ちじ
)
の
妾
(
おもひもの
)
に
成
(
な
)
つた
事
(
こと
)
は
前
(
まへ
)
に
一寸
(
ちよつと
)
申
(
まを
)
しました。)
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
知事
(
ちじ
)
の
妾
(
おもひもの
)
と
成
(
な
)
つて、
家
(
いへ
)
を
出
(
で
)
たのは、
其
(
そ
)
の
秋
(
あき
)
だつたのでありました。
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“妾”の解説
妾(めかけ、しょう)とは、婚姻した男性が、妻以外にも囲う女性のことで、経済的援助を伴う愛人を指す。
(出典:Wikipedia)
妾
漢検準1級
部首:⼥
8画
“妾”を含む語句
外妾
愛妾
洋妾
妾腹
寵妾
妾宅
妻妾
男妾
妾達
婢妾
妾狂
侍妾
蓄妾
御妾腹
妓妾
妾等
嬖妾
嬪妾
世間妾形気
側妾
...