“人聲”の読み方と例文
新字:人声
読み方割合
ひとごゑ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
喧(かしま)しき田畑(たはた)の人聲(ひとごゑ)と(愛(あい)ちやんの知(し)つてる)變(へん)じました、——遠方(ゑんぱう)に聞(きこ)ゆる家畜(かちく)の唸(うな)り聲(ごゑ)は、海龜(うみがめ)の重々(おも/\)しき歔欷(すゝりなき)であつたのです。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
が、もの音(おと)、人聲(ひとごゑ)さへ定(さだ)かには聞取(きゝと)れず、たまに駈(かけ)る自動車(じどうしや)の響(ひゞき)も、燃(も)え熾(さか)る火(ひ)の音(おと)に紛(まぎ)れつゝ、日(ひ)も雲(くも)も次第々々(しだい/\)に黄昏(たそが)れた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
玄關(げんくわん)から病室(びやうしつ)へ通(かよ)ふ戸(と)は開(ひら)かれてゐた。イワン、デミトリチは寐臺(ねだい)の上(うへ)に横(よこ)になつて、肘(ひぢ)を突(つ)いて、さも心配(しんぱい)さうに、人聲(ひとごゑ)がするので此方(こなた)を見(み)て耳(みゝ)を欹(そばだ)てゝゐる。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)