“京屋”の読み方と例文

読み方	割合
きやうや	100.0%

きやうや

夫（それ）より両国尾上町（りやうごくをのへちやう）、京屋（きやうや）が楼上（ろうじやう）に集会（しふくわい）する事十歳（とせ）あまり、之（これ）を聞くものおれ我（わ）れに語り、今は世渡（よわた）るたつきともなれり、峨江（がこう）初（はじめ）は觴（さかづき）を泛（うか）め、末（すゑ）は大河（たいが）となる噺（はなし）も末（すゑ）は金銭（きんせん）になるとは

落語の濫觴 (新字旧仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

馳（は）せ出（いだ）す車（くるま）一散（いつさん）、さりながら降（ふ）り積（つも）る雪（ゆき）車輪（しやりん）にねばりてか車上（しやじやう）の動搖（どうえう）する割（わり）に合（あは）せて道（みち）のはかは行（ゆ）かず萬世橋（よろづよばし）に來（き）し頃（ころ）には鐵道馬車（てつだうばしや）の喇叭（らつぱ）の聲（こゑ）はやく絶（た）えて京屋（きやうや）が時計（とけい）の十時（じふじ）を報（はう）ずる響（ひゞき）空（そら）に高（たか）し

別れ霜 (旧字旧仮名) ／ 樋口一葉(著)

“京屋”の解説

京屋（きょうや）は、歌舞伎役者の屋号。
由来は不詳。
京屋の代表的な名跡は以下のものがある。なお参考までに定紋も併せて記した。
(出典:Wikipedia)

京	常用漢字 小２ 部首:⼇ 8画
屋	常用漢字 小３ 部首:⼫ 9画