“ツマ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:つま
語句割合
29.4%
配偶23.5%
5.9%
5.9%
嫩芽5.9%
5.9%
積荷5.9%
5.9%
5.9%
集注5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人でその同性が、一人の異性を獲ようとして争ふと言つたことの外に、ツマツマとが争闘することも、「つまあらそひ」と言ふ語に這入る。だがさう言ふ繁雑ヤヽコしい用語は避けた方がよい。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
配偶ツマどうしの間に相闘ふ物語を、つまどひ(求婚)、ねたみづま(妬婦)、つまさり(離婚)の物語と言ふやうに、大体三通りにクギり、配偶ツマどうし安らかに相住むことが出来ないで
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
家郷追放カキョウツイホウ吹雪フブキナカツマトワレ、三人サンニンヒシトイ、サダマラズ、ヨロヨロ彷徨ホウコウ衆人蔑視シュウジンベッシマトタル、誠実セイジツ小心ショウシン含羞ガンシュウ、オノレノヒャクウツクシサ、イチズ、高円寺コウエンジウロウロ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
二人でその同性が、一人の異性を獲ようとして争ふと言つたことの外に、ツマツマとが争闘することも、「つまあらそひ」と言ふ語に這入る。だがさう言ふ繁雑ヤヽコしい用語は避けた方がよい。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
武蔵野は 今日は 焼きそ。わか草の嫩芽ツマもこもれり、冬草まじり
スックトツマサキ立ッテイルソウデス、川ノ流レニシタガッテ、チョンチョン歩イテイルソウデス、丸マゲ崩レヌヒトリノ女ハ、ゴム人形ダイテ歩イテイタ、ツカンデ見レバ、ソレハ人ノ児
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
黒インクのコボれた角砂糖が三輪車に積荷ツマれる。
AU MAGASIN DE NOUVEAUTES (新字旧仮名) / 李箱(著)
ツマり非常に生活を楽にするところの一種天来の福音として憲法を迎えたのであった。これと同じような話が、明治二十二、三年頃の我が国にもあったことは人の知るところである。
ナミく藻のウツクツマと語らはず別れし来れば……霊あはゞ君来ますやと……たまぼこの道来る人のちとまりいかにと問はゞ答へやるたつきを
海浜邑落にありうちの水葬——出雲人と其分派の間には、中世までも著しく痕跡が残つて居た——の風習が、とこよの国は、村の祖先以来の魂の集注ツマつて居る他界と考へさせる様になつた。