古代民謡の研究こだいみんようのけんきゅうその外輪に沿うてそのがいりんにそうて
おもしろき野をば勿焼きそ。旧草に新草まじり生ひば生ふるかに(万葉集巻十四) 此歌は、訣つた事にして来てゐるが、よく考へれば、訣らない。第一、どの点に、民謡としての興味を繋ぐことが出来たのか。其が見当もつかない。「ふる草に新草まじり」といふ句 …