“よそほ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヨソホ
語句割合
35.2%
31.5%
27.8%
化粧1.9%
1.9%
裝飾1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勘次かんじはおつたの姿すがたをちらりと垣根かきね入口いりぐちとき不快ふくわいしがめてらぬ容子ようすよそほひながら只管ひたすら蕎麥そばからちからそゝいだのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
蒼白い顏が少し弱々しく見えますが、粗末な身扮みなりに似合はぬ美しさで、存分によそほはせたら、お喜多におとらぬ容貌きりやうになるでせう。
丁度祭日まつりびであつたその夕方に、綺麗によそほはれた街の幼い男女なんによは並木の間々あひだ/\で鬼ごつこや何やと幾団いくだんにもなつて遊んで居ました。
遺書 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
化粧よそほつてはゐないが、七難隱す色白に、長い睫毛まつげと恰好のよい鼻、よく整つた顏容かほだちで、二十二といふとしよりは、誰が目にも二つか三つ若い。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
即ち舟をよそほひて邦に歸れと勸め見ん
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
今日けふはれにと裝飾よそほひて綺羅星きらほしの如くつらなりたる有樣、燦然さんぜんとしてまばゆばかり、さしも善美を盡せる虹梁鴛瓦こうりやうゑんぐわいしだゝみ影薄かげうすげにぞ見えし。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)