“めと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
娶94.1%
妻1.7%
嫁1.3%
婚0.8%
嫁取0.8%
取0.4%
眼止0.4%
聘0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妻を娶(めと)るは品物のやり取り位に思っていたであろうから、お品の好い御殿風な三枝未亡人を驚かしたも無理ならぬことと思われます。
さてその紳士その美人を娶れば娶り得るはずだったが、利に走る世の習い、その美人よりも富んでさほどの標緻(きりょう)を持たぬ女を妻(めと)ったとは、歎息のほかなし。
庄造は煩雑(はんざつ)なことが嫌いなので、妻も嫁(めと)らず時どき訪れて来る俳友の他には、これと云って親しく交わる人もなく、一人一室に籠居(ろうきょ)して句作をするのを何よりの楽しみにしていた。
狸と俳人 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
このまま騒動が続くならば、せっかく婚(めと)った吾妻姫を北条家へ帰してやらねばならず、一旦帰した上からは、今日の味方は明日の敵、天下の豪族北条家を敵に廻わして戦うやもしれぬ。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
綽名(あだな)を猩々斎と言われるほどの酒豪で、その酒のために浪人し、又兵衛の娘——喜太郎には叔母に当るお米(よね)を嫁取(めと)って、河内屋の後見をしている人物です。
銭形平次捕物控:050 碁敵 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
呉起(ごき)は衞人也(ゑいひとなり)。好(この)んで兵(へい)を用(もち)ふ。嘗(かつ)て曾子(そうし)に學(まな)び、魯君(ろくん)に事(つか)ふ。齊人(せいひと)、魯(ろ)を攻(せ)む。魯(ろ)、呉起(ごき)を將(しやう)とせんと欲(ほつ)す。呉起(ごき)、齊(せい)の女(ぢよ)を取(めと)つて妻(つま)と爲(な)し、而(しかう)して魯(ろ)、之(これ)を疑(うたが)へり。
実に精巧無比……目下米国で研究中の発声映画なぞはトーキー及ばない……画面と実物とに寸分の相違もないところにお眼止(めと)めあらむ事を希望致します。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そうしているうちに周の細君がお産をした後で暴(にわか)に死んでしまったので、周はその継(あと)へ王姓の女を聘(めと)った。成はすこしささわりがあって来なかったので、王氏にはまだ逢っていなかった。
成仙 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)