“聘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へい64.0%
20.0%
むか2.7%
よば2.7%
1.3%
かか1.3%
たの1.3%
ほじ1.3%
まねき1.3%
1.3%
めと1.3%
ヘイ1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
講座が三つになって、ミンコフスキがへいせられたのは後である。此処はベルリンとは様子がまるで変っているので驚いてしまった。
回顧と展望 (新字新仮名) / 高木貞治(著)
昵懇なじみになると面倒だからといつて同じ女を滅多に二度とばないのを自慢にしてゐる位だから京都に飽いたといふのに無理も無いが
やくそくしてむかえられる日を待っている女の家では驚惶きょうこうして吾も吾もと女を夫の家へ送った。
竇氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
それで車錢くるませんだけでもいくたすかるかれないといふので貧乏びんばふ百姓ひやくしやうからよばれてるのであつた。勘次かんじ途次みち/\しな容態ようだいかたつて醫者いしや判斷はんだんうながしてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かつて父の通夜過ぎの晩に不忍池しのばずのいけの中之島の蓮中庵で、お雛妓かの子につがえた言葉を思い出し、わたくしの方から逸作を誘い出すようにして、かの女をげてやりに行った。
雛妓 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
楚の昭王は、陳を援けるために兵を城父じょうふに進めていたが、その時、孔子の一行が、陳・蔡の国境にいることを知った。で、すぐ使をやって彼を楚にかかえようとした。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
京都大学の講師富岡謙蔵氏は、長らく病気でせつてゐる。幾人いくたりかその道の博士をたのんで診ては貰つたが、一向にくならない。
ようやく事済んで、葬りも済んで、今日は七日なぬかでお寺様へ婆ア様達をほじって御馳走するてえので、久し振で米の飯が食えると云って悦んできやしッけ、法蔵寺ほうぞうじ様へ葬りに成っただ
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
あくれば天明元年、春水本国広島藩のまねきに応じて藩学の教授となれり。其婦と長子とを携へて竹原に帰り父を省し、更に厳島いつくしまの祠に詣づ、襄は襁褓むつきの中に龕前がんぜんに拝せり。
頼襄を論ず (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
またリクルグスは同島から詩人をして法律を作らしめたという伝説もある位であるから、古代より法律思想は余程進んでおったものである。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
そうしているうちに周の細君がお産をした後でにわかに死んでしまったので、周はそのあとへ王姓の女をめとった。成はすこしささわりがあって来なかったので、王氏にはまだ逢っていなかった。
成仙 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
アフガニスタンからアマヌラハンが逃げる前 月六百留で医師を招ヘイして来た。残念なことに彼にはその時まだディプロマがなかった。——
一九二九年一月――二月 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)